2017年6月23日に東京証券取引所は東芝の上場市場を8月1日付で東証1部から2部へと指定替えすると発表した。同日東芝が発表した16年度通期業績見通し（16年4月～17年3月）によれば、最終赤字が9952億円に拡大し、17年3月末時点の債務超過額も5,816億円に増大した。
東芝メモリが予定通り約7,000億円で売れれば債務超過を解消できるとの見通しのようだが、果たしてWDがひくかな。一緒に作った会社（SUNDISKと東芝の合弁会社だったが後にWDがSUNDISKを買収）を勝手に売られたら怒るよね、それは…というのが素人の私は見てしまうが。
東芝は半導体記憶媒体（メモリー）子会社「東芝メモリ」の売却で、メモリーを共同生産している米ウエスタン・デジタル（ＷＤ）に対し、官民ファンドの産業革新機構などでつくる「日米韓連合」に参加するよう要請する方針を固めた。
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売却に反対する立場を崩さないＷＤとの対立を解消し、事態を打開する狙いがある。東芝メモリの経営に影響しない低い比率での出資を打診する方向だ。読売新聞/http://www.yomiuri.co.jp/economy/20170623-OYT1T50011.html
技術を他に持っていかれた挙げ句に、経営に影響しない程度の出資って都合良すぎな青写真だと思うけれども。
個人的には4桁億円と言われても縁が一生無いためピンと来ない。
何千万と言われたら、生涯年収などから想定もできるが。
そこで、ちなみに国家予算と比べたらどうなんだろう、と思って調べてみたら英語版Wikipediaに2016年のものが掲載されていた。
List of countries by government budget
歳入順で言えば1位はアメリカで3,363,000ミリオンドル。
1ドル=111円で換算すると、373,293,000,000,000円。つまり373兆2930億円。
歳出が432兆1230億円で58兆8300億円の赤字。
日本は3位で、歳入が188兆2560億円、歳出が214兆3410億円で21兆4039億円の赤字。
ほとんどの国が赤字で、歳入上位10国の中では4位のドイツのみ黒字（2兆5530億円）だった。
で、東芝の最終赤字が約1兆円と考えると、91位のガーナの歳入が1兆65憶円ほど。
2016年のもので200国ほどあるので真ん中くらいの国家歳入くらいある。
赤字額で言えばベトナム（赤字額1兆0178憶円）と同じくらいだ。
もし東芝メモリを7000億で売却したとなると、タンザニアの歳入くらいの金額。
まぁ国家予算と照らしても大きすぎて結局ピンとは来なかったけれど、国家予算と比較できるほど大きいことではある。
因みに2016年の最小歳入国はモントセラトというカリブ海に浮かぶ火山島にある国で歳入額41憶700万円。歳出額も同額。
大火山により首都プリマスが壊滅、現在は臨時首都（ブレイズ）であり、新首都のリトルベイを建設中とのこと。
こんな国があり、それもそんな状態だなんて全く知らなかった。
世界最小の国であるバチカン市国は、341憶8800万円の歳入があるようだ（2011年）。
