ワイヤレスイヤホン(bluetooth)が飛行機で使えるようなので乗り換える

先日のフィンランド旅行で搭乗した飛行機はフィンエアーのエアバスA350のエコノミー。
直通便ではあるが10時間弱掛かるわけでトイレにも立つし、睡眠も取る。
スマホもUSBケーブルで充電しているし、狭いシートの中が配線だらけでかなり煩わしい。
とはいっても、飛行機では無線装置はダメだしなぁ、と思っていたのだが、トイレに立った際にふと見るとワイヤレスヘッドホンをしている方が。
調べてみると2014年9月の航空法改正でbluetoothは使えるようになっていたみたい(国土交通省:電子機器の使用制限緩和概要(pdf))。
(※飛行機によるので各飛行機会社に問い合わせた方が確実)
以前、視聴した限りでは音質が酷く導入する気にもならなかったが、昨今は機種も増え性能も上がったようなので、利便性に期待して導入してみる。

イヤホン歴

まずは自分のイヤホン歴をば。
カセットウォークマン、ポータブルCDプレイヤー、MDウォークマン、iPodまで一通りのプレイヤーを使ってきたが、MDウォークマンを持っていた高校生の頃まではプレイヤー付属のイヤホンのみ。
金銭的な余裕もなかったし、そもそもそれ以上の世界を知らなかった。
それがサンプリング音源を編集して楽曲を作るアーティストに、SENNHEISER MX500を勧められてから変わった。
イヤホン変えるだけでこれほど聞こえる音が変わるとは。
MX500は一度紛失し、再度購入。暫く使ったが悲しいかな断線。
次にCreative EP-630。SENNHEISER CX-300と同じOEM元ということで。2,000円ちょっとでこの音は素晴らしい。
その後、バランスドアーマチュアが聞いてみたくなりCreative Aurvana In-Ear。Creativeは本当安くて良いイヤホンを出している。
それから、MONSTER CABLEのJamz MH JMZ IE。高音はイマイチではあったが、バランスが良く音も豊かで結構使った。
再びバランスドアーマチュアのEtymotic Research hf5から新しくなったということでCreative Aurvana In-Ear2。これはhf5の方が良かった。
そしてSHURE SE425。それまでせいぜい1万円台のイヤホンが最高だったことを考えれば、清水の舞台から飛び降りるような気持ちでの購入だったが、これは素晴らしかった。かなり満足しこれでイヤホンを買う必要も無いなと思っていたものの紛失…。値段も値段だけにショックも大きく、飛び降りた舞台に再び上がる気持ちにもならず、下位モデルのSE215に。だが、これもまずまず。
SE215+コンプライのイヤーチップでここ数年は落ち着いており、メインはこのセット。
ヘッドホンも持ってはいるが、重くて持ち歩けず埃をかぶってます。

ワイヤレスイヤホン選び

完全独立は見送り

ワイヤレスと言えば火付け役とも言えるAppleのAirPodsが思い浮かぶ。最近の流行りは完全独立のイヤホンのようだが、イヤホンを紛失した過去を持つだけに片方だけ失くした時のことをどうしても考えてしまう。
また充電器も持たねばならないようだし、モバイルバッテリーも持っているのにこれ以上荷物が増えるのも億劫なので見送る。

AAC対応

Bluetoothのオーディオ機器用の標準コーデックはSBCだが、これは高圧縮で音質が良いとは言えない。
以前ワイヤレスイヤホンを視聴してがっかりしたのはこのためだったのだと思われる。
基本的にはiPhoneでの運用なのでAAC対応は必須。
Androidならapt-Xになる。
どちらもコーデックライセンスが必要なので搭載すると若干価格が上がってしまう。
ソニーが開発したLDACというハイレゾ対応コーデックもあるが、これは私の環境では不要。

マルチポイント対応

iPhoneでの運用がメインだがMacでのビデオチャットなどでも使いたいので、マルチポイント対応品も検討。

ノイズキャンセリング

興味はあるものの、移動中の使用が主となるため、ノイズが消えたらちょっと不安なので必須ではない。
家でのリスニング用だったらあっても良いとは思う。

候補

ワイヤレスということでおっかなびっくりの部分もあり、コスパ重視。

ソニー MDR-NWBT20N

ワイヤレスでノイズキャンセリング付きでこの価格。2013年に発売して以来販売が続いている根強い人気商品。残念ながらAACには対応していない。のとコントローラーがイマイチ。

Monster iSport wireless

何だかんだ不満が少なく使用歴の長かったMONSTER CABLEのJamz MH JMZ IEから候補に。
だが、レビュー見ると不具合多そう?
そういえば、Jamz MH JMZ IEも左右の音量が異なっており初期不良で交換になったっけ。
山奥で視聴もできず、不良品の手続きも面倒なので保留。
というかAAC未対応。apt-Xは対応している。

Apple AirPods

価格的に買う気は無かったが丁度知人が持っているのを目にしたのでちょっと視聴させてもらう。
確かに完全ワイヤレスで楽そう。音質も悪くない。付けているときの脱落の心配も無さそうだし、外すと自動的に音楽再生がストップするなどのユーザビリティは流石Appleというところ。
だが、かなり長いことカナル型を使っているためか、あの形に慣れない。
遮音性も悪い…。イヤーピース付けたくなる。
物自体は良く出来ているけれど、価格に見合った価値をやはり個人的には見いだせないかな。

SoundPEATS Q12

Amazonでベストセラーになっていたもの。
AACには非対応(apt-Xには対応)。
CVC6.0ノイズキャンセリング搭載。といってもこれは通話マイク用。ビデオチャット用途も若干含んでいるので多少惹かれるけれど、AACに対応していないのがね。
基本的には聞くのがメインだからなぁ。

radius Ne HP-BTF01K

今年の5月に発売された新製品。AACにも対応している(apt-Xも)。マルチポイントも対応。
これで良いじゃん!

JPRiDE JPA1 MK-II

AAC/apt-X対応。マルチポイント対応。
CVC6.0ノイズキャンセリングも搭載。
これも良いね!安いし!

JPRiDE JPA1 MK-IIを購入しました

イヤーピースが沢山付属してきたが、コンプライで若干贅沢な耳になってしまったため合わず。
暫く使っていなかったソニーのノイズアイソレーションイヤーピースを付けてみたらぴったり。
付属のものもゴム製なのだが、材質が硬くフィットせず遮音もイマイチだった。
イヤホンは本当にイヤーピースでかなり良くなるので、交換はおすすめ。
※調べてみたらソニーのノイズアイソレーションイヤーピースは生産中止になったようで価格が約10倍に!(昔1,000円弱で買ったと思うが2017年8月7日現在amazonの新品最安値が9,450円…)
後継は見た目的にも価格的にもハイブリッドイヤピースになるのだろうか。

使用感

終日東京都内に出かけた際に使ってみたが何の不満も無い。
兎に角ワイヤレスなので楽。
いつもなら夕方から夜頃には、モバイルバッテリー→iPhone→イヤホンという運用になってしまい、ポケットに収まらず、バッグに入れても引っかかったりするしで困っていたが、一気に解決。
また、音が途切れることもなく、人混みの中での混線も無し。
音質も悪くなく移動中では十分過ぎるほど。
丁度電話もあったので、ワイヤレスイヤホンで通話もしてみたが、ノイズキャンセリングが効いているのか、割と人の多かった駅のホームで歩きながら話しても相手に伝わっているようで、問題無く会話が出来た。
ちなみに家の静かな部屋でリスニングでは音が薄く物足りない。
この価格のワイヤレスに求めすぎか。

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