蟻の駆除・アリメツ

山の中での生活では獣や虫に悩まされるのが常ではあるが、梅雨に入る頃になると家の中に出てくるのが蟻である。
古い別荘なので蟻程度が侵入できる隙間は至るところにあり、空調や調湿のため全てを塞ぐことは避けたいし、この山の中で蟻を殲滅することも不可能だ。
まぁ獣や虫の住処にこちらが間借りしているようなものなので、共存を前提に、といっても不快害虫なのでこちらとしては見えない所で活動してもらうこととして対処療法で当たっている。

ヒメアリとムネアカオオアリ

家の中で見るのは体長1〜2mmほどの小さいヒメアリと、1cm前後の大きなムネアカオオアリである。
ムネアカオオアリはシロアリというわけではないが木材をかじるので、昨年秋に床下で幾つもバルサンを焚いて駆除したが(いや~な虫・不快害虫用が結構効いた)今年も数匹出てきたので女王蟻が生きていたか、再びどこかからやってきたのだろう。
ヒメアリは大量に出る。それこそ行列を作り何百匹と。
虫ころりなどを置くがヒメアリには大きすぎるのかあまり持ち帰ってくれない。
その他、粒剤でもなく、固まっている系のものは見向きもされない。

仕方なく昨年はバルサンを焚いて処置したところ出てくる数が減ったので、同様にしようかと思っていたが、部屋の中でバルサンは電化製品などはカバーしないとダメだし、食器類も洗ったりしないといけないので、ちょっと面倒。
それで後回しにして放置していたら昨年の比ではない数が出てきたので、ネットで調べてこれを買ってみた。

付いてきた容器に入れて暫く放置すると容器を囲むように面白いようにヒメアリが集まってくる。
1〜2時間もすると垂らした液剤が空になるほど。
何度も垂らしては食べさせる。風呂場なんかは通り道のタイルの上に直接垂らすとかなり食いつく。
それを1〜2日くらい続けると徐々に蟻が減ってきて、遂には見なくなった。
10日ほどで孵化した蟻が再びやってくるとのことなので、再度アリメツ対応か。
それが終わったら、出てきた穴をコーキング剤で塞ごうかな、と。

ただ、ムネアカオオアリには最初は見向きもされなかった。
通り道に置いてみても避けて通るだけ。
この蟻には効かないか、と思いつつならば、一匹の身体に直接垂らしてみたところ、その蟻がアリメツ容器に反応し他のムネアカオオアリも集まり出す。
そちらも1日ほどで見なくなった。

少々高いプロ用の駆除剤を買わないとダメかなぁ、と思っていたが、アリメツで行けそう。
近くのホームセンターを回ってみたが置いてあるところは1店舗だけで、しかも雨天用容器の付いているものだけしか扱っていなかったので、ネットで注文するくらいしか入手方法がないのが難点だけれど。

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