海外旅行のスーツケース選び

国内の移動や海外でも2〜3日程度の旅行では機内持ち込みサイズのソフトのスーツケースを愛用している。
外側にポケット付いているし、軽いし、もし多少荷物が増えたとしてもエキスパンド可能だし、荷物が出てくるのを待つ必要もないしと何かと便利なのだが、実質5日滞在の海外となると流石に荷物が収まらない。
そこでスーツケースを新調した。

目安サイズ


・2〜3泊→25〜40L
・3〜5泊→41〜60L
・5〜7泊→61〜80L
・7泊以上→81L〜

が大体一般的な目安サイズ。1泊約10Lちょっと位の計算になる。
冬ならば衣類が嵩張るし、他にお土産が多くなりそうな場合は多少大き目のものを選んだ方が良いかもしれない。
今回、私の場合は5〜7日なので60L程度のものとなる。

ハードかソフトか

個人的にはソフトケースが好み。前述したように軽くて運搬も楽。また外側にポケットが付いているので、雑誌やモバイルバッテリーなど取り出す機会多い細々したものを入れるのに便利。
それになによりも安い。
逆にハードケース。堅牢だが、その分重くはなる。
海外の空港でちょっとやそっと雑に扱われても大丈夫だというが安心感はある。またソフトケースの場合は刃物で割かれて中身を持って行かれてしまうということもあるようだ。
ハードケースでもジッパー仕様のものは刃物で割かれてしまう可能性は残る。かといって金属で囲われているフレーム仕様のものでもバールで開けられてしまうというので、結局どれを取っても盗られるときは盗られるのだが、盗人からしたら面倒なものほど後回しにするだろうし、折角ハードケースにするならフレーム仕様かな。

TSAロックの仕様

アメリカ合衆国領土で、旅客機に搭乗手続きする際、手荷物または預け入れ荷物は、通常は空港警備の一環として、電磁的スクリーニング検査(X線透視検査)を行うが、運輸保安庁係官が中身を直接目視検査する場合もありうるため、一切施錠しないことが求められている。
施錠された荷物については、運輸保安庁係官が錠機構を破壊することを認められており、破壊されたり内容物の盗難があったりしても損害補償は一切ない。
しかし、TSAロック機能が装備された荷物・錠前等は、持ち主が自分の鍵で施錠してあっても、運輸保安庁係官が専用の合鍵を用いて、随意荷物を抜き取り開錠し荷物を検査することが出来る。そのため、米国領土(グアム、サイパン等も含む)から出航する航空機への預け入れ時にも、施錠して渡すことが出来る。

というのがTSAロック。アメリカに行くわけではないのでTSAロックが必須というわけではないがロックは欲しい。
ロック機構はTSAロックが主流なので必然的に付いてくるということにはなる。
問題なのはロックの仕様。以前述べたように鍵を持ちたくない。
ロック方式は、鍵式とダイヤル式とあるが、これは必然的にダイヤル式。
もし旅先で鍵を無くしたら目も当てられない(ジッパー式ならボールペンで開けられることは開けられるが…
TSAロックはスーツケースベルトや南京錠タイプのものがあるので、別のロックさえ出来れば後付けでも大丈夫。

ホイールの仕様

これはまず4輪ホイールが絶対。移動するときの楽さが違う。
機内サイズの安いソフトケースだと2輪ということも多いのだが片側を上げないと移動できないし、置いておく分には転がっていかずに安心だが、基本的には荷物を運ぶものなので移動をメインに考えた方が良いかと思う。
現在使っているソフトケースは、かなり前に買った物でその頃は4輪が少なく結構探した記憶があるが、今は4輪のものも多いみたい。
更に、ダブルホイールであればガタガタした道でもホイールがはまらずに安定して移動できる。

メーカー

個人的にこだわりはない。運搬ケース及び保護ケースなので使えさえすれば何でも良い。
高価なものほど壊れたら悲しいし…。
とはいえ、有名メーカーのものは質も勿論良いことは確かなので、比較のために調べてみた。

RIMOWA/リモワ

スーツケース界のトップブランド。昔していた仕事現場では、ヘアメイクさんやスタイリストさんがリモワのスーツケースを使っていることが多かった印象。飛行機の預け入れ荷物の中に仕事道具を入れるのに安心なのだろう。しかもオシャレ。大体、結構ボコボコでステッカーとかも貼ってあり年季入ってるなぁという雑な感じがかっこ良かった。それでもフレームがしっかりしているからか全然問題無さそうだったし、修理などのアフターフォローも充実していると言っていた。

Samsonite/サムソナイト

独特なフォルムを採用するサムソナイト。ちょっと派手目だが、軽量なのに頑丈。アメリカンツーリスターなどの子ブランドも展開しており、割とリーズナブルに手に入れられコスパが良い。

TUMI/トゥミ

ビジネス用のブリーフケースというイメージが個人的にはあったが、キャリーケースも勿論ある。堅牢で大容量。
調べてみると現在使っているソフトケースもトゥミのケースを模倣したものと判明。良く設計されてるよね。

エース

日本のエース社。日本製のフラッグシップブランドの「プロテカ」やリーズナブルな「ace.」「World Traveler」を展開する。
日本の会社ということもあり信頼感と安心感はある。
子供のころに使っていたバックパックがACEだったな、そういえば。

ZERO HALLIBURTON/ゼロハリバートン

上述のエース社が商標・販売権を買収しているが、アメリカの会社。
その頑丈さからNASAの依頼によりアポロ11号が月面の石を採集して持ち帰るケースを製造したことで有名。
映画好きだったということもあり、アルミニウムケースといえばまずゼロハリバートンのを思い浮かべてしまう。高いけど…。

買ったもの

で、散々一流ブランドを挙げておきながら、結局私が買ったのはこちらの激安のハードケース。

コーナープロテクター付き、ダイヤル式TSAロック、フレームタイプ、大口径ダブルキャスター、1年保証がついて1万円弱…。
一応、ace.で検討していたものの、条件に合致するものを安い順で並べたらこれになった。
長期間の旅行は今の所はそれほど無いので、高価なもの(頑丈なもの)を買っても使う機会少ないし、その分、旅行に使った方が良いかな、と。
使うのはこれからなので帰国後に追記できればと思うが、受け取ったものを見る限りは、これが1万円以下で買えるとはとちょっと驚き。もう少し安っぽいものを想像していた。

ステッカー

空港のターンテーブルで見つけやすくするために一目で自分のものと分かるようにしておいた方が楽です。
取りあえず一般的なステッカーを貼ったけれど(ハードケースにした理由のひとつでもある)、ベルトなどでも良いかと思います。

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