一連の車購入記録から随分と間が空いてしまったが、試乗までに至らなかった車も記録しておこう。
CH-R
ちょうど車の購入を検討し始めた頃に予約が開始された車。
ティザーサイトの画像からエクステリアは良さそうな印象は受けたものの、ちらほら入り始めた試乗車を路上から横目に見るとフロントが野暮ったい。トヨタはカタログ写真の撮り方が相変わらず上手いが、ここまで画像と実物が違う車も中々無い。
見積もりすら取らなかったのだが、その理由はSUVではないから。
SUVという言葉の捉え方にもよるし、確かにベース車のプリウスよりは対応環境は広い。
でも、SUVと謳うにはあまりにも低い最低地上高。225/50R18（Gモデル）なんてタイヤを履きながら、ガソリン4WDで155mm、ハイブリッドFFで140mm。
あと狭い荷室。競合車種のヴェゼルやCX-3も同様だけれど、ヴェゼルは後部座席とか割と余裕ある感じだったけどな。
それに価格がね。4WDはガソリン車しかないので4WD車想定だけれどコミコミで300万を余裕で超える。
LEDヘッドランプにしようとするとちょっと恥ずかしい流れるウィンカーもセットオプションで+15万とか酷い組み合わせ。
下位モデルはシートや安全装備も割り切ってしまっているし、実質上位のGモデルしか選択肢がない。
世界のトヨタの安心感を買うにしても、このクラスのこのスペックの車としては高すぎて試乗すらしませんでした。
日産 エクストレイル
カルディナからの乗り換えを考えるとエンジン出力的には無難な選択。
ロックモード、最低地上高（205mm）、それと何かと汚れや小傷が出来る山暮らしにはスクラッチシールドは結構ありがたい。
ただ車幅が駐車スペースにギリギリで降りられないレベル。駐車問題さえなければ候補筆頭になったかもしれないため試乗したら後ろ髪引かれるのが目に見えているので試乗も見積もりも取らなかった。
個人的にエクステリアはT30〜T31前期の方が好み。Vモーションがださい…。
6/8にマイナーチェンジが発表。プロパイロットがオプションで付けられるも、C-HRや新型XV同様オプション地獄でかなりの値上がり感。
日産 JUKE
スペック調べてみると4WDはターボのハイオク仕様しかないことが分かり早々に候補外に。
乗ったら楽しそうではあるけれど生活の足という車ではない。
ここがライトなのか、という多くの人と同じ驚いきと落胆も味わう。
キャシュカイ(2台目デュアリス)が日本でも販売されていれば…とも思ったが、基本FF、AWDはディーゼル+MTのみのようだから何れにしても日産車は無かったか。
こんなところか。
前にも書いたが総じて車両価格がかなり上がっている。
グローバルプラットフォームを各車採用しており、剛性やらを謳ってはいるけれどコストダウン目的も大きいでしょう？
その分、安全装備等にコストが掛かるのは分かるが、それ以上の値上がりじゃないかしら…。
様々なものが大量生産で安くなっていくのに車だけ上がり続けている。
それと、そのグローバルプラットフォームのおかげで車がどんどん肥大化していて困る（大きくなっているから価格も上がっているのかな）。
都市部は良いかもしれないが、地方などの道路事情などはお構いなし。日本市場だけでは生き残るのが難しいのは分かるが、事故が増えるだけでしょう。
ちなみに、
日本の道路の約84％は、道幅平均3.8m※の狭い市町村道。
全軽自協｜ 知れば知るほどいいね軽自動車
とのこと。
コンパクトカーでも1,800mm超え始めているので（サイドミラー含まず）、お互い寄せてもミラー畳んでやっと擦れ違えるかというところ。
しかも今の車はリアの視界がとことん悪い。燃費のための空力デザインで仕方が無いかもしれないけどね。
しかし実際、リアが凹んだ車を10年前より頻繁に見るようになったのは車の肥大化とリア視界のせいだと思っている。
より事故る車を販売しながら、安全装備を開発するなんて。
