MacのiTunesプレイリストをマツダコネクトで再生する

マツコネでの音楽再生は最初iPhoneからbluetoothで音楽を再生させていたものの、熱と着信がうざく、また、音量が勝手に上がる?不具合もありUSBメモリでの再生に切り替えた。
iTunesのMusicフォルダをUSBメモリへコピー。全ての曲は容量的に無理なので任意のものだけ。
コピーした曲を対象としてプレイリストを作成し、「ファイル」→「ライブラリ」→「プレイリストの書き出し」でUSBメモリに書き出す。
これで再生出来るかと思ったが、マツコネではそう簡単にいかない。
再生されることはされる。だが、プレイリストに入れたはずの曲が表示されない。
なぜだろう…とリストを表示されている眺めていて気付く。
濁点、半濁点のある曲がない。
ということはMacのファイルシステムの問題か。
Macのファイルシステムの正規化形式は濁点・半濁点を1文字として文字本体と分離して認識するNFDというものを採用している(ダをタと”に分けて認識)。
WindowsなんかはNFCという濁点・半濁点も含めた文字として認識しており、試しにNFDをNFC形式に変換してみたら全曲読み込めた。
プレイリストを書き出す度にターミナル起動して変換するのは面倒なのでAutomatorで自動化。
方法を以下に。

iTunesプレイリストをNFDからNFCへ変換とMusicフォルダへのパスを変更をAutomatorで作成

①アプリケーション→Automatorを開く

②サービスを選択

③「”サービス”は次の選択項目を受け取る」の選択肢を「ファイルまたはフォルダ」に設定

④左欄「ライブラリ」から「選択されたFinder項目を取得」を右欄にドラッグアンドドロップ

⑤左欄「ライブラリ」から「シェルスクリプトを実行」を右欄にドラッグアンドドロップ

⑥右欄「「シェルスクリプトを実行」部分の「シェル」を「/bin/bash」に、「入力の引き渡し方法」を「引数として」に設定

⑦次のプログラムをコピペ
for f in "$@"
do
/usr/local/bin/nkf --ic=UTF8-MAC --oc=UTF-8 --overwrite "$f"
done

⑧変換が終わったら通知センターで表示するため左欄「ライブラリ」から「通知を表示」を右欄にドラッグアンドドロップ

⑨タイトルを適当に付ける

⑩「ファイル」→「保存」で適当な名前を付ける

⑪これで書き出したプレイリストの上で右クリック→「サービス」にNFC変換メニューが追加されているはず!
※表示されていない場合は、「システム環境設定」→「キーボード」→「ショートカット」→「サービス」でNFC変換メニューにチェックを入れる

ちなみに、Musicフォルダの書き換えも変換に含める場合は、上記⑦のプログラムを、

for f in "$@"
do
/usr/local/bin/nkf --ic=UTF8-MAC --oc=UTF-8 --overwrite "$f"
sed -i '' "s/\/Music\/iTunes\/iTunes Media\///g" "$f"
done

などにして、黄色線部分を自分の環境に合わせてパスを変更すれば、NFC変換とパス書き換えが一発で済みます。

と、まぁ多少作業を簡略化できたものの、マツコネのUSB音楽再生はストレスフル。
レジューム失敗した場合はUSB内の一番先頭の曲から再生が始まるのだが、失敗することが多くてエンジン掛ける度に何度も何度も同じ曲を聴かされる。
選択してUSBに入れた曲なので嫌いな曲ではなかったが、二度と聞きたくなくて削除してしまった。
代わりにレジューム失敗しても音楽を聴かないよう無音ファイルを先頭で読み込むように入れておいた。
といっても、次の曲は決まっているし、ランダムにしたところでマツコネ自体が何らかの処理を終えるまではランダム順すら決まっている始末。
日付で乱数つけて数曲メモリでもしておけば良いのでは。ランダム処理すら今時まともに出来ないなんて…。

尚、当初は手元にあった32GBのUSBメモリを使用していたが、マツコネ推奨が16GBまでだったのに気付いて購入して付け替えるとレジューム失敗が減った。
買った製品はSiliconPower Jewel 16GB

小型で防水で防塵で耐衝撃。車での使用を想定しているようだったので。しかも永久保証。
母艦がMacでマツコネで使うなら一応FATでフォーマットしてから使った方が良いかもしれない。

追記(2017/09/20)
現行のマツダコネクトバージョン59.00.502でUSBミュージックが使い物にならない(レジュームするようにはなったがランダム再生がおかしい。詳しくはこちらのページ)ので、現在はiPhone運用しています。

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