残念なSX4 S-CROSSのマイナーチェンジ

スズキ SX4 S-CROSS 少々前に国外で発表されそのデザインで注目されていたスズキのSX4 S-CROSSが国内発表された。
幾ら良い車になったとしてもアクセラスポーツを購入した直後で買い替えるつもりはなかったが、それでも国内仕様を見て非常にがっかりしたことは隠せない。
エスクードを検討している頃、欧州仕様のエスクード(Vitara)とスペックを比較してダウンサイジングターボ(1.4L BOOSTERJET)が国内仕様にもあれば、と思っていたが、まさかS-CROSSのビッグマイナーチェンジでも導入されないとは。
日本では中途半端な1.6Lガソリンエンジンをそのまま持ち越し。欧州仕様では1.0L及び1.4Lのダウンサイジングターボのガソリンエンジンと1.6Lのディーゼルエンジン。
更に自動ブレーキ(レーダーブレーキサポート)が無し。新しく発売する車種に自動ブレーキサポートを付けないなんて正気だろうか…。欧州仕様では装備されているのに。アダプティブクルーズコントロールも国内仕様では勿論付かない。
また、海外では標準搭載されているカーテンエアバッグもサイドエアバッグもニーエアバッグも省かれフロントのみに。
最低地上高は185mmと+20mmとなったが、タイヤサイズが大きくなり(205/50R17から215/55R17)、単純に外径が+32mmだから足回り自体をどうしたという感じでもなさそう(タイヤハウスは大きくなってはいる)。
ワゴンRからハスラーほど酷いタイヤサイズの変更ではないもののタイヤの価格が高くなって維持費が上がるのよね。 ポジティブな要素はフロントマスクのデザイン改良と6速AT化くらいだろうか。
それでいて価格は4WD車が2,278,800円(税込)と僅かではあるが上がっている。
最近は技術の進歩が早いのでマイナーチェンジでも割と大きな変更をしてくるメーカーが多いのにこんな子供だましのような内容とは。
これなら自動ブレーキもアダプティブクルーズコントロールも搭載されているエスクードの方が全然マシ。
国内で売る気はないのかな。
それとも取りあえずの発売として、1年後くらいの年次改良で大幅にアップグレードされるとか? ここ数年のスズキはなかなか良さそうで期待していたのだが残念過ぎる。


中古問合せはカーセンサーnet


2021年11月1日追記

読者の方より「カーテンエアバッグ、サイドエアバッグ、ニーエアバッグは省かれていない」とご指摘がありました。調べたましたところ2019年4月の改良から搭載された装備となるようです(記事掲載当時の2017年6月で非搭載でした)。尚、2019年4月の仕様変更点は以下のようです。

[主な仕様変更点]
・ ミリ波レーダー方式の衝突被害軽減ブレーキ「レーダーブレーキサポートII」を搭載
・ フロントシートSRSサイドエアバッグ、SRSカーテンエアバッグを装備
・ アダプティブクルーズコントロールを装備
・ 助手席シートベルトリマインダーを装備
・ エマージェンシーストップシグナルを装備
・ フロント2ツイーター&リヤ2スピーカーを装備

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One thought on “残念なSX4 S-CROSSのマイナーチェンジ

  1. カーテンエアバッグもサイドエアバッグもニーエアバッグも 省かれてないよ (笑)

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