車で5分くらいの場所に小さいながらスキー場があるような場所に住んでいる。
だから、この時期に多く見かける車はこの雪山でも走れる車であると判断しても良いだろう。
ということで、特に統計を取っているわけでもないし、走る時間帯にもよるだろうし、地域差もあるだろうしで、ブレ・偏差が大きいけれど、雪山で見かける車ランキングをば。
ちなみに環境としては、
・多い時は一晩に50cmほど積雪することがあります
・最高気温は0℃以下ということも多く、最低気温は-20℃ということもあります
・ある程度の積雪になると除雪車は夜中含めて終日動いています
という感じです。
目次
ランキング
第1位:軽トラ
もう本当に田舎なのです。
冬だろうが夏だろうが軽トラばかり。
ただ、勿論4WD車で、その中でも人気なのは、スバルのサンバーとダイハツのハイゼット。
サンバートラックは4輪独立懸架のサス。7代目以降のサンバーはダイハツ ハイゼットのOEM。
知り合いの親方曰く「サンバーなら雪道でもへっちゃら」とのこと。
そういえば事故ってる軽トラは見たことがない。逆に雪道でも馬鹿みたいに早く走る軽トラがいるのは雪国あるあるかな。
・スバル サンバートラックの中古車
・ダイハツ ハイゼットトラックの中古車
第2位:トヨタ ラッシュ&ダイハツ ビーゴ
兄弟車なので同時に。
山に定住されている方が多く乗っており(といっても片手ほど)、車で20分掛かるが唯一のコンビニでも年配の方が乗っているのを見かける。
ビルトインラダーフレーム式モノコックという構造に、FRベースの4WD(FR車もある)。
1200kgという車重に縦置きの直列4気筒の1500ccエンジン。
最低地上高も200mmもあり(現行エクストレイルより高い!)悪路も底付くことは少なく、最小回転半径も4.9mと元々狭い上に両サイドの除雪された雪が積まれて更に狭くなった田舎道では取り回しやすい。
世界的な流れだろうが生産終了が惜しまれる車。
尚、インドネシアでは後継にあたるテリオスが販売されている(7人乗りのFR車)。
ダイハツ、インドネシアでSUVの テリオス 新型を発表—トヨタがOEM車の輸出を検討
第3位:スズキ ジムニー、ジムニーシエラ
軽自動車と普通車をまとめてしまうのも何だけれど、サンプルが少ないのでご容赦くださいませ。
定住及び管理会社等の勤務の方に多い(といっても片手ほど)。
あと冬期閉鎖となる道へ悪路走行を目的に入っていく軽のジムニーも割といます。
ラダーフレーム構造に4WD、最低地上高も200mm(シエラは190mm)という悪路を走るために作ったような車であり、安価で求めやすい。
山奥の牧場へ通勤しているジムニー乗りの知人、シエラ乗りの山住みの知人がそれぞれいるが、惚れ込んでいて乗り換える予定は無い様子。
個人的には車重が軽すぎて新雪の時の荷重に若干の心配がある(実際に悪路走行で通行止めに入っていったジムニーがスタックしていることが年1回はある)。
今年あたり新型ジムニーは発表されるだろうか。
・スズキ ジムニーの中古車
・スズキ ジムニーシエラの中古車
第4位:トヨタ ランドクルーザー
雪が降ると木が倒れただの、崖が崩れただの、土木関連の方は冬でも山仕事は多く、その中に1台は必ずと言っていいほど、もう雪だろうが砂漠だろうが走れるのではないか、という年季の入った70系ランクルがいる。
80系も多いかな。
現場監督なのか分からないが、泥のついていない綺麗なランクルは100系が多い。
堅牢なラダーフレームに4WD、大排気量、大きなタイヤと悪路を走破するためにあるような車。
人気もあるため、リセールバリューも高い。
・トヨタ ランドクルーザー70系の中古車
・トヨタ ランドクルーザー80系の中古車
第5位:ホンダ フィット
単純に峠道が山間にある村の生活道路にもなっていることが大きい。
安めのコンパクトカーで4WDとなるとフィットがヴィッツか、というところになるが、ホンダ系の工場が山裾にあるためか、フィットが多めなのかもしれない。
フィットベースのヴェゼルも結構見かけはする。
冒頭で述べたようにスキー場があるので、そこまでの道はかなりきちんと除雪されるし、勘弁してくれ、と思うほどに塩カル(融雪剤)が撒かれるので大雪でなければそれほど困らない。
ただ、主要な道を外れた脇道などで見ることはほぼ無い。
個人的にはマツダのi-ACTIV AWDの走行性能の高さに驚いているので、デミオのAWDがコンパクトカーの中ではベターかと思うけれど、如何せんリセールバリューや販社が弱いからな…。
まとめ
雪国で人気のスバル車がサンバーのみという結果ではあるが、メーカー別で見るとスバル車は割といます。
ただ、インプレッサ、XV、レヴォーグ、フォレスターと車種で分かれてしまうのでランキングには無いという感じ。
四駆に定評のある三菱は数々の問題のためもあるだろうし、ディーラーがそもそもどこにあるのかさえ分からない程度しかないので、少ない。
流行のSUVは人気のあるリゾート地やスキー場あたりでは結構見るのだが、隣にある市の人でも、どこそれ、と言われるマジ僻地の私が住んでいる山奥ではあまり見かけない。
最近のSUVは都市向けということもあって、徐々にワイドになっているし、燃費のこともあるのだろうが最低地上高も低くなっていて、SUVでイメージするようなクロカンとはちょっと違ってきているからかな。
住んでいたり、通勤したり、と生活することを考えると、不安もあるし選べない。
こんな環境でアクセラなんて乗っている私が言うのも何だが、苦笑