スズキ エスクード
ラダーフレームでFRベースの硬派なクロカン四駆。それがエスクードのイメージだったが、現行の1.6LモデルはモノコックでFFベースとなっており、名前は同じだが中身は全く軟派なものとなってしまった。
とはいってもエクステリアは洗練され、LOCKモードを含めた「ALL GRIP」も良さそう。スポーツクーペばかり乗り継いでいた頃も、アウトドアするならエスクード、と漠然に考えていたこともあり、まずはエスクードを見にスズキアリーナへ。
運転した感じは可もなく不可もなくといったところ。多少乗り味が軽いのとインパネ中央にある時計がださいのが気になったが車としては悪くない。自動ブレーキにACC、LEDヘッドライト、シートヒーターなど諸々の装備を含めたワンモデル・ワンプライスというのも分かり易く、値引きも思っていたよりもあって心中では決定かな、とは思っていた。
だが、自動車関連業を営むの知人に話したところ、スズキ車は下回りが弱いから勧められないとの助言。防錆コートを施しても隙間が多く内側からやられるとのこと。
確かに冬場は塩カルを親の仇のように撒く地域ではある。別の自動車関係の仕事に就く知人に聞いてもほぼ同様の答えが返ってきて保留に。
運悪くこの話をしているときに、錆びてサスが折れた、というワゴンRが入庫してきたのも心理的に大きかったかもしれない。
ホンダ ヴェゼル
かなりの台数を見るコンパクトSUV。
動力性能は悪くないが、AWDでもかなりFFっぽい。このコントロールが高燃費に繋がっているのかもしれないけれど、それがまた不安。ネットの口コミレベルだがAWD性能はやはりライバルと比べると劣るようだ(後輪制御に入るのが遅い、等)。
前方視界は良好だが後方視界は良いとは言いづらい。ナビは社外品を付ける前提だけれど、ホンダセンシングなど安全装備が付いての価格は納得できる範囲。
営業さんはとても話が合い、懇切丁寧で出来ればこの人から買えれば、と思ったものの、ヴェゼルは自分の環境では不安、ホンダ車で他に候補に挙げられるものも無く残念ながら見送りとした。
エンジンスターター
標高があるので夏は涼しくて良いものの冬場は積雪もあり気温も日中でも氷点下という場所なので暖気のためにエンジンスターターは必須装備。
エスクードは社外品で対応が無かったがヴェゼルはフィットがベースということで社外品で対応しているものもあった。
ただ、社外品となるとプッシュスタート車の多くはスペアキーを埋め込む必要があるのでセキュリティ的に問題かも。
スペアキー不要のエンジンスターターはコムテックとサーキットデザインから発売されているが、プッシュスタート車が一般的になっている現在、この方式が主流となるのかな。